AI ショート動画や AI 短編ドラマを作り始めたころ、誰もが同じ壁にぶつかります。脚本は書けた、絵コンテも頭の中にある、でも「じゃあ実際に映像にするには、どこから手を動かせばいいのか」が分からない。ツールはバラバラ、キャラクターの顔は毎カット変わる、生成は1本ずつで日が暮れる——。
墨川导演台(MiniMax H3 AI 导演台) は、この「脚本から映像までの分断」をひとつなぎにするために作られた作業台です。本記事では、実際の画面の流れに沿って、脚本づくりから一括動画生成までの手順をステップバイステップで解説します。これから AI 短編ドラマや AI 広告を作りたい人にとって、最初の1本を完成させるための地図になるはずです。🎬
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H2① 準備編:脚本を「AIが読める形」にする
すべての出発点は脚本です。墨川导演台の中心にあるのが AI脚本(AI编剧) 機能で、チャット形式で対話しながら六段式の脚本と絵コンテの下書きを生成できます。対応言語は中国語・英語・スペイン語・アラビア語・日本語の5つ。日本語でプロンプトを書けば、日本語の脚本ドラフトが返ってきます。
ここでのコツは、いきなり「30秒の動画を作って」と投げないことです。AI脚本はあくまで「壁打ち相手」なので、次の順番で情報を渡すと精度が上がります。
- ジャンルと尺:「近未来の東京を舞台にした60秒の短編SF」
- 主人公と目的:「記憶を失った配達員が、届け先を探す」
- トーン:「静かで郷愁的、ラストに小さなどんでん返し」
- 制約:「カット数は6、ナレーション中心」
すると AI は六段式の構成(起承転結を6カットに分解したもの)と、各カットの絵コンテカードの下書きを返してきます。重要なのは、この返答がそのまま脚本ライブラリに書き込まれるという点。チャットで満足したら、あとはライブラリ上でカットごとに微調整していくだけです。
なお、AI脚本や対話系の機能には、ユーザー自身が用意した LLM の API Key を接続できます。すでに使い慣れたモデルがある人は、それを持ち込めます。
脚本が固まったら、脚本ライブラリでシリーズ(劇集)と絵コンテカードを整理しましょう。ここが後工程すべての土台になります。
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H2② 制作編:キャラクターの一貫性を「資産」で守る
AI 動画で最も失敗しやすいのが、カットごとに人物の顔や服装が変わる問題です。これを防ぐのが 資産ライブラリ(资产库) です。ここではキャラクター・シーン・小道具・参考動画を管理でき、参考画像をアップロードして人物やシーンの一貫性を保つことができます。
おすすめの進め方は次のとおりです。
- キャラクター確定:主人公の設定画を1枚用意し、資産ライブラリに登録。以降のカット生成でこの参考画像を効かせる。
- シーン確定:舞台となる部屋や街並みの参考画像も同様に登録。
- AI制図で補完:足りない素材は AI制図(文生図・図生図) で生成します。絵コンテの首フレーム(首帧)・尾フレーム(尾帧)や、キャラクターの参考画像づくりに便利です。
つまり、絵コンテカード → 参考画像 → 資産ライブラリ、という流れで「この作品の世界のルール」を先に固めておく。これが後半の一括生成で効いてきます。
音まわりも同じタイミングで準備します。音声ライブラリ(音频库) では、音色クローン・リップシンク(对口型)・BGM・効果音を扱えます。ナレーションを入れたいなら AI音声合成(IndexTTS 2.5) で多言語の吹き替えができ、感情コントロールにも対応。同じセリフでも「冷静」「焦り」「優しさ」で振り分けられます。
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H2③ 生成編:単鏡テストから一括生成へ
いよいよ映像化です。ここでの鉄則は、いきなり全カットを回さないこと。まずは プロジェクトライブラリ でプロジェクトを作り、単鏡生成(单镜生成) で1カットだけ試します。
単鏡テストで確認すべきポイント:
- キャラクターの顔・服装が参考画像どおりか
- カメラワークや構図が絵コンテの意図に合っているか
- 前後のカットとつながりそうか(分镜衔接)
1カットが納得いく出来になったら、その設定を基準に一括生成(批量生成)へ進みます。クラウド推論では ComfyUI ワークフローが動いており、参考画像の一貫性・絵コンテのつながり・バッチのキュー処理を支えてくれます。生成の進捗や状態は AI日志/系统志 でリアルタイムに確認できるので、どこで詰まっているかが見えます。
音楽付きの映像を作りたい場合は AI MV 機能も用意されています。BGM とカットをまとめて1本のミュージックビデオにしたいときに使ってください。
実行環境は3つのモードから選べる
墨川导演台は、環境に応じて次の3つを選べます。
- ローカル配置:自分の GPU マシン上で実行。推論はローカル完結。
- クラウド配置:自分で借りた GPU クラウドサーバーに SSH 接続して推論。
- API 呼び出し:インターフェース経由で导演台の機能を組み込む。
クラウド配置は AutoDL・阿里云・腾讯云・仙宫云、およびカスタム SSH サーバーに対応。SSH でクラウドの ComfyUI につなぎ、ローカル側のトンネルポートが自動で隔離されるため、複数ユーザーで使っても取り違えが起きにくい設計です。
試しに仙宫云で動かす場合の流れはこうです(テスト用の私有イメージが必要です)。
- 仙宫云に新規登録し、招待コード B1H9M6 を入力(登録は https://www.xiangongyun.com/register/B1H9M6 から)。
- 登録・認証後、仙宫云のアカウント ID を客服(客服微信:ymcandai)に送付。
- テストアカウントが開通すると导演台のイメージが見えるので、そのイメージでインスタンスをデプロイ。
- インスタンス右側の SSH をクリックし、接続ホスト・ポート・パスワードを取得。
- 导演台の「云部署」ページに SSH Host / SSH Port / SSH パスワードを入力。
- 「验证 SSH」をクリックし、通過後に「启动云端 ComfyUI」を押して、緑の起動成功表示を待つ。
- あとは脚本を書いて動画生成をテストするだけ。
料金や必要なスペックは構成によって変わるため、最新情報は公式サイトまたは客服微信(ymcandai)で確認するのが確実です。
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H2④ 実践のコツ:最初の1本を完成させるために
最後に、実際に手を動かして分かった「つまずきやすいポイント」をまとめます。
- 脚本は短く、カットは少なく:最初は6カット・30〜60秒程度から。長尺はいきなり狙わない。
- 参考画像は1枚に絞る:キャラの参考を複数混ぜると逆にブレます。まずは1枚で固める。
- 単鏡で当たりを取ってから横展開:成功した設定をテンプレート化して一括生成へ。
- 音は後回しにしない:リップシンクや感情指定は映像と同時に設計したほうがズレが少ない。
- ログを読む習慣:生成が止まったら AI日志/系统志 を見る。原因が書かれていることが多い。
ツールの入手や相談は、公式サイト www.ymcdirector.com、客服微信 ymcandai、淘宝で「杨墨川AI」を検索、あるいは抖音・小紅書・視頻号で「杨墨川」を探してみてください。ブログ(blog.ymcdirector.com)やサポートメール info@ymcdirector.com も使えます。
脚本を書く→資産を固める→単鏡でテスト→一括生成。この順番さえ守れば、AI 短編ドラマの最初の1本は必ず形になります。まずは30秒の短い作品から始めてみてください。🚀